正寿院の風鈴まつりは、あじさいや、ひまわり、コスモスなど季節の花の風鈴が夏の暑さを見た目と音の涼しさで癒してくれます。
多くの日本画家が賛同し描いた160枚もの天井画や、ハート型の窓に四季折々の色や景色が楽しめる猪目窓などフォトジェニックな見どころいっぱい!
京都市内より涼しく避暑地なので、夏の京都観光に正寿院はピッタリですよ~!
2000個もの風鈴で五感が涼を感じる! 風鈴まつり
正寿院境内にて2000個を超えるたくさんの風鈴がチリンチリンと美しい音が鳴り響き、その壮大さに心癒されます。
正寿院がオリジナルで製作している花風鈴小径は見どころのひとつ
6月から始まることもあり青や紫のあじさいの風鈴のほか、もみじの風鈴もありました。
7~8月はひまわりの風鈴、9月はコスモスの風鈴などのほかツバキなど様々な花の風鈴が鮮やかに彩ります。
正寿院は京都市内と比べても夏は5℃ほど涼しい避暑地なので夏の京都観光にピッタリ!
正寿院の風鈴まつりは風鈴の見た目や音など人間の五感で涼を感じてほしい思いと、昔から風鈴には厄除けの意もあることから
御本尊である観音様の厄除けにもあやかり、風鈴を吊ったことが始まり。
風鈴まつりの開催情報
風鈴まつり開催情報
期間:毎年6月1日~9月18日
時間:9:00~16:30
場所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
花風鈴:
- 6月1日~7月上旬:あじさい風鈴
- 7月上旬~9月12日:ひまわり風鈴
- 9月13日~9月18日:こすもす風鈴
カラフルな160枚の天井画
300年前描かれた本堂内陣天井画の復興として、花と日本を感じる風景をテーマに
20代~70代までの日本画家約90名協力のもと描かれ6年かけて完成した160枚の画が客殿の天井をうめつくします。
本堂の天井は1枚1枚に梵字と蓮が描かれ仏様の世界を表現しており、これを「曼荼羅(マンダラ)」と言います。
曼荼羅の教えとは「一人一人は違う存在ですが、それぞれに役割があり、お互いを尊重し、お互いを支えあい、いのちを生かし合う」という教えで、この天井画でも曼荼羅の教えを説くということから、出来る限りたくさんの日本画家の先生方に携わっていただいたそう。
同じ花を描いても年代も性別も違えば色彩も感じ方も違うけれど、どれも間違いでないこと、また1枚1枚の画として見ても素晴らしいなかで160枚を1枚の画として見ることもできる。
「お互いを尊重し、お互いを支え合い、いのちを生かす」曼荼羅の教えを160枚の天井画で表現しています。
160枚の中には京都らしい日本を感じる風景とのことから、春夏秋冬の舞妓の画が隠れており、四隅には守護神として東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武の四神が配されています。
ハート型の窓から見える四季折々の景色 猪目窓
このハート型のことを「猪目(いのめ)」と言います。
猪目とは1400年前から日本に伝わる伝統文様でハート型に類似しており、昔から災難除けの意としてお寺や神社などの灯籠や柱にある釘隠し、窓や屋根にある懸魚などの建築装飾としてたくさん使われています。
猪目という文様がなぜハート型なのかは所説あり、猪の目がハート型に似ているから、仏教にゆかりがある菩提樹の葉がハート型だからとも言われています。
四季によって、春はのピンク、夏は新緑の緑、秋は紅葉の赤、冬は雪の白へと窓から景色や色が変化していくので季節に応じお茶会も催されます。
心静かに季節の移ろいを感じると共に、川や鳥の声などの音も愉しみ、五感で自然を感じれます。
天井画と猪目窓がある、この部屋は「則天(そくてん)の間」と名付けられています。
「則天去私」という言葉の一言で、自然に身を委ね、私たち人間も川や鳥のさえずり、そして木や緑と同じ自然の一部ということに気付き我や時間を忘れるということです。
虎やメジロや孔雀の美しい襖
虎やメジロや孔雀などの迫力満点の襖がありました。今にも飛び出して来そうな迫力です!
この孔雀を含む、春の桜や冬のサザンカなど四季を描いた襖絵系15面は京都市在住の日本画家・諫山宝樹さんが奉納したもの。
個性あふれる!全国47都道府県のご当地風鈴
全国47都道府県のご当地風鈴も展示されていました。
石川県は加賀水引風鈴、青森県は花笠風鈴など都道府県によって形や材質は様々で見るのが楽しいです!
自分の出身地の風鈴を探してみるのも楽しいですね~!
御朱印帳と御朱印
正寿院限定の御朱印帳を授かりました~!
天井画の御朱印はとても可愛くておしゃれです。天井画のほかに猪目窓の御朱印帳や、桜刺繍御朱印帳、あじさい風鈴御朱印帳など素敵な御朱印帳があるので、風鈴まつりや天井画、猪目窓を見た後は記念に授与されてみてはいかがでしょうか。
御朱印は「観世音」を授かりました。
「観世音」のほか「地蔵堂」「御詠歌」「ちぎり絵」「季節画」「不動明王」「舞妓画」「猪目窓」「寺宝特別公開」「わらべ仏」など、さまざまなデザインの御朱印があります!
6月は、あじさいやカエル、傘、などの梅雨をイメージした限定御朱印もありますので、参拝した記念に授与しましょう~。
まとめ 正寿院は風鈴まつり天井画・猪目窓など見どころ満点!
正寿院の風鈴まつりは毎年6月1日~9月18日の期間で開催され、あじさいや、ひまわり、コスモスなど季節の花の風鈴が夏の暑さを見た目と音の涼しさで癒してくれます。
多くの日本画家が描いた160枚もの天井画や、ハート型の窓に四季折々の色や景色が楽しめる猪目窓などフォトジェニックな見どころいっぱい!
夏の避暑地として京都観光に正寿院はピッタリですよ~
京都であじさいを見るならココもおすすめ!
柳谷観音 楊谷寺ではSNS映えする花手水があり、とても綺麗ですよ~
約5,000株のあじさいが咲き誇る「柳⾕観⾳あじさいウイーク」は6月中開催しており
あじさい回廊や、眼力稲荷の鳥居下のあじさい、空に現れるハートなど見どころいっぱいですよ~!
三室戸寺には5千坪もの日本庭園があり、あじさい園が開園する期間には50種類2万株もの紫陽花が咲き誇っています!
お寺の歴史も古く、多くの文化財にも登録され、本堂にある狛牛、狛兎、狛蛇にはたくさんの御利益がいただけるパワースポット!
こちらも紫陽花の規模がすごいので、おすすめです!