今回は我が家のアイドルのキンクマハムスターについて魅力をお伝えしようと思います。
最初はハムスターなんて犬や猫のように懐かないだろうし可愛くないでしょなんて思っていましたが、飼ってみると可愛すぎて一日中見つめていたいくらいです。
一人暮らしだけどペットを飼いたいという方にはキンクマハムスターはめちゃくちゃおすすめです。
キンクマハムスターを飼いたい、ハムスターは種類がいっぱいでどの種類がいいかわからないという方にうちのアイドル『ラテちゃん(メス)』の飼育経験を元にキンクマハムスターの魅力や飼育方法をお伝えします。
実際に我が家で使っている飼育用品や食べ物なども載せておきますので飼っている方も、これから飼おうと思っている方も参考にしていただけるといいかと思います。
目次
キンクマとは
キンクマハムスターの体長は18~19センチほど、体重は85~150グラムほどになりハムスターの種類のなかでも比較的大きいサイズのハムスターです。
手のひらサイズで手にぴょんと乗ってきてくれるので、めちゃくちゃかわいいですよ~
名前の由来は金色の熊のような毛色と見た目からきています。
きれい好きでよく毛づくろいでクシクシしているのでツヤツヤの毛並みが本当にきれいです。
性格は穏やかで人懐っこいので人間にもすぐに懐きます。はじめてハムスターを飼う人におすすめです。
人懐っこいとはいえ臆病な一面もあるので懐くまでは、あまり触ったりせずに巣箱など用意してあげて隠れられるようにしましょう。
またハムスターのなかでも頭がよくトイレの場所を覚えてくれるので、おしっこを決まったところでしてくれて手入れが楽です。
水飲み場もすぐに覚えてくれて本当に手がかかりません。
寿命は2~3年と言われています。短い命を少しでも長く幸せに過ごしてもらえるようにハムスターにとって最高の環境を用意するようにしましょう!
飼うのに必要なもの
ケージ
最初は以下の理由でルーミーベーシックというケージを購入しました。
理由
- 柵状のケージだと柵の部分をかじって嚙み合わせが悪くなると思ったから
- キンクマハムスターは大きくなるので中が広いほうがいいと思ったから
- 前面のふたが開くので手乗りの練習ができると思ったから
しかしハムスターはかじる癖があるので『ラテちゃん』の場合、プラスチックのケージの隅をしょっちゅうかじってしまってました。
昼間はあまり気にならないのですがハムスターは夜に活発になるので人間が寝ている時間にプラスチックをかじる音(結構大きい音)が気になって眠れない日が何日か続きました。
またケージをかじることにより不正咬合になり健康を害するおそれがありました。
なのでケージをプラスチック製から水槽に替え、かじれないようにすることにより解決しました。
ちなみに水槽だと蓋がなく、夜間に動きが活発になると回し車の後ろをよじ登り脱走しようとするため、換気ができるようにダイソーで購入したパンチングボードに乳幼児用のドアロックを両端に取り付け自作した蓋を使用しています。昼間は寝ていることが多いので、換気や湿度の管理のために蓋は外していることが多いです。
ハムスターはかじれないと歯がのびつづけたりストレスに感じるので、かじり木(果物の枝)を与えることによりストレス発散してもらってます。
ハウス
ハムスターのお家を置いてあげて身を隠せるようにすることが大切です。
隠れることでストレス軽減になり、床材を持ち込みゆったり安心して寝てくれます。
キンクマは大きくなるのである程度広めのお家を用意してあげましょう。
うちは100均で材料を買って手作りしています。家としても使えるし、上ではごはんをもらえる場所として覚えてくれています。
また季節によってハウスの材質を変えることで暑さ対策や寒さ対策にも繋がります。
夏には陶器のひんやりしたハウスにしたり、冬には温かいモフモフの素材でできたハウスにしていました。
床材
床材は細かく裂いた紙で、ケージに敷き詰めることでハムスターがせっせと口に詰めて家の場所まで運び、寝床をつくります。
床材を選ぶポイントとしてはホコリが出にくいもの、またケガなどで出血した場合にすぐ気づけるように色の薄い白色や薄茶色のものを選ぶといいかと思います。
床材には消臭効果や断熱効果、落下した際のクッションの役割としても必要です。
うちではこの2つの床材をミックスして使ってます!
トイレ(トイレ砂+容器)
キンクマは賢いのでトイレの場所を覚えてくれます。うちの『ラテちゃん』はなんとその日のうちに覚えてくれました!
その方法はペットショップで自分のおしっこの匂いが付いた床材をもらいトイレにしたい場所に入れておくというものです。
ちゃんと自分のおしっこの匂いがするところをトイレと理解してくれるんですよ~頭いいですよね!
トイレの場所は最初のうちは隅っこに置いておくと安心してしてくれました。
トイレが終わった後は外に出して遊んでもらえると覚えているので、「トイレしましたけど~?」と見つめてきます笑
お風呂(お風呂砂+容器)
お風呂砂はトイレ砂よりも細かい砂で、そこで砂浴びをすることで体をきれいにします。
最初はうちの『ラテちゃん』も使っていましたが、そのうちお風呂でトイレしたり、そこに床材を持ち込んで寝たりしていたので衛生的によくないと思いお風呂は使わなくなりました。
そのぶん毛づくろいをこれでもかってくらい入念にしているので全然匂いもしませんし、毛並みもツヤツヤなので、絶対に必要ではないかなと思います。
給水ボトル
給水ボトルはルーミーのをケージとセットで買いました。
ボトルの中にはカルキ抜きと飲み水が悪くならないように特殊セラミックの玉を入れてます。
飼って最初のうちは水の飲み方がわからないと思ったのでハムスター用のアミノ酸ゼリーをあげていましたが、給水ボトルからの飲み方も初日のうちに覚えてくれました!
水道水で水素水を簡単に作ることができ、減ミネラル水にすることで泌尿器系の病気にかかりにくくします。
銀イオンの滅菌パワーでぬめりを抑え衛生的です。
回し車
ハムスターは1日に5~20kmも走るそうです。走る理由は食べ物を探す名残だそうです。
うちの『ラテちゃん』は昼間は走っているところを見せてくれませんが、夜中に部屋が暗くなると回し車で元気に走ってくれてます!
成長や個体のサイズによって走りやすいサイズの回し車を準備してあげるとよいかと思います。
『ラテちゃん』の場合は回し車の土台部分をかじったり、回し車と壁の間にもぐり込もうとして回し車を倒してしまうことが多く危険だったり、走っているときの回し車と土台のガタガタという音が気になったため、もともとついていた土台を使用せずに別購入した強力吸着ジョイントを使用して安全に回し車を使ってます。
土台がかじられることも、走って倒れることもありませんし、取り外しも簡単で、音も静かですし、すごくおすすめです!
お散歩ボール
お散歩ボールも回し車と同じくダイエットのために必要です。ケージの外に出して部屋を走り回れるし、その様子を観察できるのでハムスターも人間もWin-Winなアイテムです。
うちの『ラテちゃん』は人間が移動すると追いかけて足元にきてくれたり、おいでと手を広げると走ってきてくれたり可愛いですよ~
またうちは賃貸なので壁やドアにぶつかる音が気になったり、傷がついては困るので時間帯によっては手作りのサークルを使用してお散歩を楽しんでもらっていました。
温湿度計
ハムスターが快適に過ごせるのは温度20~25℃、湿度40~60%と言われているので、その温度と湿度を保つようにしましょう。
エアコンなど活用し梅雨は除湿やドライ、夏はクーラーや大理石やアルミシートなどひんやりするもの、冬は暖房やペット用のヒーターなどを活用しましょう。
扇風機やサーキュレーターなどの風はハムスターが嫌がるので当てないようにしましょう。ハムスターには汗腺がなく汗をかけないので風を当てても体温を下げることができません。
湿度が高い状態だと菌やダニが繁殖しやすくなったり、強いストレスになり、皮膚病などの病気にかかる可能性が高くなります。
温度が30度を超えるような環境だと脱水症状を引き起こす可能性があり、10度を下回ると冬眠しそのまま亡くなってしまう可能性があります。
うちは小さな温湿度計をケージの中に吊り下げて、なるべくハムスターに近い環境の湿温度を計るようにしています。
大きめの置き型の温湿度計も買いましたがケージの中に入れると、かじったり倒したり邪魔になったりするので、
うちではこの温湿度計をケージの天井部分にS字フックで吊り下げて使ってます。
すごく小さくて軽くて表示も見えやすいので、すごくおすすめです!
お世話の仕方
ごはんの回数、与える量、ごはんの種類
ごはんの回数はうちは朝と夜の2回に分けてあげてます。
ごはんの量は1日で体重の5%~10%あげてます。
うちの『ラテちゃん』は体重が120gくらいあるので、ごはんはおやつ含めて9gあげてます。
主食としてペレット、乳酸菌タブレット、おやつはハムスター用の豆腐、コーン、カットビーフ、スイートポテト、ひまわりの種などなど日によって組み合わせを変えています。
内訳としてはペレットで6~7g、おやつで2~3gほどあげています。
ひまわりの種などの種子は脂質が多く含まれるのであげすぎると肥満の原因になるので、たまにあげるくらいにしましょう。
ペレットは少し大きくて最初は手に持って食べたり口に入れるのが難しいこともありますが、すぐに上手に食べてくれるようになります。必死にペレットを口に詰め込んで心配になるくらいほっぺたパンパンになりますが、その姿もほんとに可愛いです。
乳酸菌タブレットも美味しそうに食べてくれます。健康維持に欠かせないものなので美味しそうに食べてくれると嬉しいです。
『ラテちゃん』が大好きなおやつは、豆腐とコーン。おやつがあると察したときはダッシュで駆け寄ってきます笑
お掃除の頻度
ケージのお掃除は週に1回、トイレ砂と給水ボトルの水は毎日変えています。
ケージのお掃除のときは床材を半分ほど入れ替えて、抗菌スプレーで床面と壁面を吹き上げています。床材を全部入れ替えてしまうと自分の匂いが消えてしまい不安を感じるため、半分ほどは残すようにしています。
給水ボトルはぬめりが発生しないようにすすいで、ゴムパッキン部分を入念に洗い、水は冷たすぎてお腹を壊さないように常温の水を入れています。
毎日するフンはお掃除したほうがいいの?と思ってしまいますがフンも週に1回のお掃除のときで大丈夫です。
ハムスターや他の動物には糞食行動という自分のフンを食べる習性があります。
ハムスターは食べるフンと食べないフンの2種類をします。
食べるフンは盲腸糞といい食物繊維やミネラル、栄養が含まれているのでハムスターにとってフンを食べる行動は必要なものです。
ちなみに食べないフンは口で含んで投げ飛ばします。しかも結構な飛距離です笑。この行動は遊びの一環です。
フンはケージの四隅の一か所にまとめて置いてくれてたりするので、お掃除も楽ですし、ハムスターもフンにまみれたくないのか、きれい好きなのかもしれませんね。
お付き合いの仕方
ハムスターは昼間は寝ていることが多いので、ストレスにならないよう放置気味で見守ってあげましょう!
夜は動きも活発になり、朝も元気に動いていることが多いので、ハムスターが活発なタイミングで触れ合うようにしましょう!
ペットショップから迎えて間もない頃は特に環境の変化でストレスに感じることも多いと思うので、徐々に慣れてくれるのを待ってあげてくださいね。
うちの『ラテちゃん』も迎えた初日はビクビクしてました。『どこだろうここは、知らない人がいる...怖い』って感じでした。
まだ店頭にも出されていない赤ちゃんの頃にお迎えしたので人間にあまり慣れていなかったのもありますが、手を出すと噛まれたり、ビックリして飛び上がったり、キュキュッと鳴き声を出したりしました。
キュキュッという鳴き声はペットショップで他の兄弟姉妹と一緒にいたのに突然ひとりになり寂しかったり心細いといった心境です。
ハムスターは同じケージに2匹以上いるよりも、1匹でいるほうがストレスなく過ごせるので寂しい鳴き声はあまり気にしなくても大丈夫かなと思います。
他にも喜怒哀楽を鳴き声によって伝えることもあるのでよく観察してみるといいかと思います。
ちなみに『ラテちゃん』はこの初日以来噛むこともありませんし、寂しい鳴き声を出すこともありませんでした!
慣れてくると手に乗ってきたりするので可愛いですよ~
また、給水ボトルの水の減り方や、おしっこの回数・量、血尿ではないか、ごはんは残しすぎてないか、毛並みや皮膚の状態などこまめに観察してあげて体調管理に努めましょう!
かわいいポイント
手に乗ってくる
夜や朝など活発に動いている時間に手を出すと「ぴょん」と飛び乗ってきます笑
水を飲みに出てきて、トイレをして、クシクシを入念にして体をきれいにしてから手にきます。
お散歩ボールで走っているときにおしっこしちゃうことがあったのでトイレをした後じゃないと手を出さないようにしたら覚えてくれました。
ハムスターなりにルーティンを覚えてくれてるんですね~ホント賢いです。
そでに入ってくる
手に飛び乗った後はそでの中に入ってきます。夏場は半そでなのでできませんが、そでの中が暗くて温かくて安心するのか
『ひゅっ』と入ってきて顔を出したり引っ込んだりする姿は控えめに言って最高です!
朝そでに入ったまま、ごはんの計量をしたり家事したりしてます笑
いろんな表情がある
ハムスターといえど人間とおなじく喜怒哀楽があります。
寝起きで目が開かないまま眠たいな~と出てきたり、ごはんや外に出れるとわかるとお目目がパッチリになったり
ちょっかいを出すとやめてよ~と嫌な顔をしたり、おやつを口に詰め込んだり、食べてるときの必死な表情
床材をお家に一生懸命持って行っているときの表情、背伸びやトイレ中の気持ちよさそうな表情など
本当にいろんな表情があって飽きませんし可愛いです!
動物保険
うちの『ラテちゃん』はお迎えする際、動物保険としてアニコム損保に加入しました。
動物保険の加入は絶対ではありませんが、ケガや病気にかかる通院・入院・手術をすべて補償してくれるので安心です。
プランがふたつあり予算に合わせて選べます。70%プランは保険時の自己負担額の70%を保険でまかなえるので人の国民健康保険と同じく3割負担で済み、50%プランは半額の負担で済みます。
限度額、限度日数(回数)がありますが「どうぶつ健康保険証」を対応病院の窓口に提示するだけで、保険金の請求が完了するので面倒な手続きはありませんし、対応病院数は全国病院の5割以上もあるので使いやすいかと思います。
うちは70%プランに加入しましたよ~
また、うんちを送るだけで健康状態をチェックができる「どうぶつ健活」が年に1回無料で受けられます。
腸内環境(細菌)を知ることで、体調や体重の管理に役立てられるので便利です。
我が家はペットショップで飼うときにアニコムを勧められましたが、他にも動物保険はあるので比較検討してみるといいかなと思います。
おわりに
今回はキンクマハムスターについて、うちの『ラテちゃん』の飼育経験を元に書かせていただきました。
キンクマは穏やかな性格で、トイレやルーティンを覚えるくらい頭も良く、人懐っこいので手に乗せることもできて、ある程度ほったらかしても環境さえ快適に整えれば元気でいてくれるので一人暮らしの方やペット初心者の方などにおすすめです。
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
少しでもキンクマハムスターの魅力をお伝えできていたら嬉しいです。